マークの説明

[for All]All:
全ての方を対象とした書籍です。
[for Business Person]Business person:
ビジネス・パーソンの方へおすすめの書籍です。
[for Family]Family:
家族について考えている方へおすすめの書籍です。
[for Leader]Leader:
経営者、管理職の方へおすすめの書籍です。
[for Student]Student:
学生の方へおすすめの書籍です。

ワーキングマザーのための時間管理力

とにかく毎日が忙しい

 「ワーキングマザー」の毎日は、とにもかくにも時間に追われることが多いと思います。
 日々の雑多なルーティンワークのほかに、大小さまざまな緊急の用事が飛び込んでくることもあり、そのすべてを1日という単位の中で効率よく片付けなければならず、とても大変です。
 子ども、家族、そして仕事……それがあなたの人生にとってかけがえのない存在であればあるほど、自分の思うようにはならないのではないでしょうか。
 さらに、主婦や職業人だけでなく、妻、娘、嫁として、また地域の一員として、PTAや趣味サークルのメンバーとして、友人として、多くの役割を担っているはずです。
 毎日毎日、時間のことを気にしながら、ひたすら「しなければならないこと」を果たしているだけで1日が終わっていく。そんな実感を持つ人も多いのではないでしょうか。

このままでは何も変わらない

 このような状況では、せめて「あと1時間あれば…」「誰か代わりにやってくれる人がいれば…」「自分がもう一人いれば…」と、そんなことは起こり得ないと思いながらも願いたくなるものです。
 しかも、家事や雑用の多くは1日あるいは数日単位の繰り返しの作業が多く、自分が目の前の「用事」をただくるくると片付けるだけの機械にでもなったような気持ちに襲われることもあるかもしれません。
 忙しく動き回っているわりには達成感よりも徒労感が多く、「本来の自分」や「理想のライフスタイル」を見失い、なんとなく自分に自信や信頼感を持てなくなってしまっていませんか?

あなたには「人生のコンパス」がありますか?

 このままの状態で、能率や効率を追求しても大きな変化は望めません。さらにスピーディーに、より多くの用件を片付けられたところで、その先にいったい何があるのでしょう。
 ここで一度、あなたの「人生のコンパス」についてしっかり考えてみましょう。つまり、あなたがこの人生において、どこに向かって進んでいこうとしているのか、ということです。
 どんなに足を忙しくバタバタ動かしていても、目指す方向を間違えていたら、いつまでたっても目的地に着くことはできません。また、歩いているあなた自身に目指す方向がわかっていなければ、適切なルートをとることができず、目的地にたどり着いたかどうか、判断できないことも考えられます。
 漠然と日々を過ごしていると、忙しさの中で、この「人生のコンパス」を見過ごしがちになります。人生をジャングル探検にたとえれば、正しい方向を把握して適正なルートをとれるか否かがサバイバルの分岐点であることを理解できるでしょう。誤った方向に向かって目先の能率やスピードを追求することは致命的な戦略ミス。どんなときもできるだけ正しい方向に向かって着実に進めるよう、あなたの行動の中心に「人生のコンパス」を常に持つことをおすすめします。
 この「人生のコンパス」を見つける際、あなたを助けてくれるツールが「フランクリン・プランナー」。生涯の夢といえる大きな目標から、日常的な到達目標まで、フランクリン・プランナーのタイム・マネジメント機能を用いれば、主体的に日々のタスク(果たすべき任務、課題)を管理し、目標実現に向けて正しく適切なルートをとることができます。
 すでにあなた自身の中にある<価値観>を明確に自覚することで、その<価値観>に根ざした「人生のコンパス」をきっと発見できるはず。
 フランクリン・プランナーは、夢に向かって飛び立つ意志と勇気を持ったあなたを「約束された場所」へと運ぶ、あなた自身の翼なのです。

すべてのものは二度つくられる

 この手帳を手にしたあなたには叶えたい夢、あるいは実現したい目標があるはずです。目的に向かって行動を始める前には「プランニング」というステップが不可欠で、このプランニングを行うにあたって押さえておきたい原則があります。それは「すべてのものは二度つくられる」ということ。
 人間によって、この世に何かが「創り出される」とき、まずイメージ(設計)という第一の創造の段階を経なければ実際の創造の段階(生産)に進むことはできません。どんなものをつくるかという設計図がしっかりできていないと、たまたまうまくいくことはあるにしても、大概はやり直しや微調整の繰り返しで、最初にしっかり設計図を描いて取りかかる以上の時間と労力、そしてコストがかかってしまうのです。
 たとえば食事をつくる際には、献立と出来上がりのイメージがきちんとつながっている必要があり、旅行に行く場合にはどんなルートでどこへ向かうのかが決まっていなければ先に進めません。何かを実行するためには、まず自分が向かいたい方向と手段、そして到達点の明確なビジョンが必要になるということなのです。
 この最初の創造段階を「知的創造」といい、続く物理的な生産段階を「物的創造」といいます。仕事も、人生も、この2段階の「創造」なくしては成り立ちません。そして、多くの創造が行われる中で、うまく行かない原因の大半は第一段階の「知的創造」に失敗しているためです。
 すべての物的創造(生産、実行)は、知的創造(イメージ、計画)から始まり、その段階でどれだけ明確なビジョンを描けるかが成否を分けるということを知ってください。

人生には設計図が必要です

 行動には、それに先立つ明確なイメージ、設計図が必要になります。目的地やルートすらおぼつかないパイロットの操る飛行機に乗りたがる乗客はいません。これは自分自身の人生においても同じことがいえるでしょう。
 目的を効率よく達成するための手段はたくさんあります。しかしどんなに有効に見える方法も、それを実行するあなた自身の基本的な<価値観>が芯になければ、やみくもに動いているだけで目指したい方向にはなかなか到達できない、といったことも起こり得ます。
 つまり、計画を立てるためにはしっかりした設計図が必要であり、明確な設計図を描くためには、すべての実践の芯となるあなたという人の<価値観>が必要になるのです。
 ここでいう<価値観>とは、あなたにとって「最も大切なこと」、すなわち、人生において本当に重要で、何よりも優先したいと、あなたが心の底から感じているもののことです。それをないがしろにして、この人生を生きる意味はない、何としてでも達成したいと乞い願う何かです。
 人は、そうした心の内なる声、願望に沿わない行動をとり続けると心の平安を失います。うわべではどんなに満たされているように見えても、心の奥には常に虚しさが漂い、自分自身を信頼に足る人間だと感じられなくなり、自分を愛し慈しむことができなくなってしまうのです。
 そうした空虚な気持ちを抱えながら機械的に行動し続けていると、必ず周囲の人間に伝わります。心からではない笑顔や行動は、周囲に警戒感や恐れを与え、周囲からあなたにフィードバックされる感情にも緊張感が伴うようになっていくのです。
 あなたが、心から満足できる状況とはどんなものでしょう。あなたがそうでありたい理想の姿とはどんな人物でしょうか。あなたが実りある旅に出るためには正しい設計図を描く必要があり、そのためにはまずあなたの中に存在する本質的な価値観を掘り起こす必要があるのです。

「緊急」の目くらましに要注意!〜時間管理のマトリックス

現代社会は緊急中毒に陥っています。インターネットや携帯電話などの普及は私たちの生活を確かに便利にしましたが、その一方で公私を問わず「今すぐ!」「一刻も早く!」が当たり前とされる土壌を生み、私たちの24時間を休むことなくせっつき脅かします。
子どもの急病、学校や保育園、地域の自治会などの用事、エアコンや冷蔵庫の故障、予定外のミーティングや飛び込み仕事、実家からの呼び出しなど、ワーキングマザーの日常は大小さまざまな「緊急事態」がぽんぽん飛び込んできます。どうしてもその渦に巻き込まれ、緊急なことを優先してしまいがちですが、それは決して得策でも効率的でもありません。
 そのすべてに向かい合っていたら、本来の予定が繰り越しになったり、食事や睡眠時間を削ることになり、心身が疲れ果ててしまいます。また、そうして無理やり表面的に帳尻を合わせるような行動を繰り返していくうちに、あなた自身に「その場しのぎ」の身の処し方が身についてしまいかねません。
 充実した人生を送るために、このようなスピードが本当に必要でしょうか。「忙しい、たくさんの用件をこなしている=人生が充実している」とはいえないことは、自分の時間を思うように使えずにいるあなた自身にもよくわかっているはず。自分の理想の人生を追求するうえでは、この「緊急性」にいかに惑わされず「重要なこと」のみに注力していくかが大切になるのです。
 そこで、自分の行動や計画を「緊急度」「重要度」の観点から再点検してみましょう。「これは今すぐにやるべきこと」「これは明日以降に持ち越しても大丈夫」など、やるべきことを冷静に整理して、順位づけをしていくことで、日々の行動から「一見重要そうに見えて実は意味のないこと」を除外することができるのです。

重要領域で生きる勇気を持ちましょう

 前ページ上の「時間管理のマトリックス」を参考に、中味がブランクになった下のマトリックスにあなたの日々の行動を書き入れてみましょう。そこで、あなたの活動を分析・再編し、第三領域、第四領域の行動をできるだけ減らして第二領域の活動を充実させるようにしてください。
 飛び込み仕事を断ったり、形骸化した定例の親睦会などに顔を出す頻度を減らしたり。その分の時間をあなたが本当にやりたいこと、もしくはそのための準備段階として必要だと考えることに使います。
 このように、緊急ではないけれど重要度が高い「第二領域」に力を入れて生活するということは、あらゆる面で自分自身の基礎能力を改善し続けることにつながります。
 一見、ペースダウンしたようにも見えるあなたと、相変わらずスピード最優先主義の周囲との間に、初めのうちは誤解や軋轢が生じるかもしれません。しかし根気よく第二領域での実践を続けていくうちに、自然に第一領域に使う時間が減り、あなたがリラックスしながら本質的な部分で重点的に動いていることの「よい影響」が周囲にも明らかになっていくはずです。
 こうした変化は徐々に発揮されていくものなので、決して「今すぐ!」「一刻も早く!」結果が出るわけではありません。しかし、情緒的な交流が大きな意味を持つ子どもとの関係では、意外に早く効果が表れてくるかもしれません。あなた自身が生活を楽しいと感じたり、子どもがリラックスした笑顔を向けてきたりする機会が、以前より増えてくるようならば、あなたの試みが成果を上げているサインだと考えてよいでしょう。
 「緊急性」ではなく「重要性」に着眼し、物事を意識的に選別していくことで、毎日が少しずつ、しかし確実に変わっていきます。重症の緊急中毒に陥る前に、あなたにとっての第二領域=「本当に重要なことは何か」をじっくりと考え、重要領域にフォーカスして生きる勇気と決断を持ちましょう。

1日の1%を計画のために使いましょう

 計画を立てるにも、そのための時間が必要です。特に具体的な計画の場合は、関係者の都合や段取り、関連事項の進捗状況など、さまざまな要素との整合性を図らなくてはなりません。
 そこでおすすめなのが計画を立てる時間を最初からスケジュールに入れてしまうという方法。それも、できることならば朝の15分が理想的です。1日の始まりに、その日の予定を改めて手帳に書き出して眺めてみると、不思議にやる気がみなぎり、新たなアイディアや視点、うっかり忘れていたタスクなどが浮かび上がるものなのです。
 「朝は家族の朝食やお弁当づくりや身支度、さらに洗濯などもあり、とてもそんな時間はとれない」と思うかもしれません。しかし、朝、起きてから家を出る(あるいは仕事に取りかかる)までの間にこなすべきタスクはほとんどルーティンであり、所要時間も明らかですから、あなたの決意しだいで朝の15分を割り当てるのはそう難しいことではないはずです。
 15分だけ早起きするもよし、タスクの合理化を図って15分を捻出するもよし。たった15分、プランニングのための時間をつくるだけで、その15分の何倍も「使える時間」が増えていくとしたら、あなたはどうしますか?
 この15分という単位は1日24時間のほぼ1/100、すなわち1%に当たります。集中力がとぎれず、しかもある程度まとまった作業を行い相応の成果を得られる最小の単位ともいわれ、多くの成功者がこの15分をうまくタイム・マネジメントに組み込んでいます。実際、仕事に限らず、何かを行う際のモノサシとして「1ユニット15分」と捉えて算段していくと、スケジューリングがぐっとやりやすくなることが実感できるでしょう。
 自分自身とのアポとして、心身ともにフレッシュな毎朝の15分をぜひプランニングタイムとして活用してみてください。

【フランクリン・プランナーで「自分磨き」】TOPに戻る

  • 著者別インデックス
  • 発刊日インデックス
  • DVD学習ツール
  • 経営者・リーダーの方におすすめ
  • 学生の方におすすめ
  • 立ち読みコーナー
  • 読者の声
  • フランクリン・プランナーで「自分磨き」
  • フランクリン・コヴィー・ジャパンから、 iPhone用電子書籍が発刊