今回わたしたちは気仙沼市災害ボランティアセンターに登録し2011年5月31日から6月2日の3日間、5人のメンバーが参加してボランティア活動を行いました。作業の内容は当日割り振られますが、引越作業、床下の泥かき、瓦礫の撤去、写真の整理、掃除など多種多様でした。震災発生直後から数ヶ月にわたりボランティア活動を行っている方々に比べれば非常に小さな貢献なのかもしれませんが、支援を必要とする方々に対するボランティアの数は足りていない状況のようですので、今後も継続的に活動を続けていきます。

今回のボランティア参加メンバー。左から廣川、高塚、竹村、工藤、根本

床板をすべてはがして床下に溜まった泥をかき出します。

津波の被害を受けた家屋からかき出した泥や廃材を運び出す作業

泥だらけになった食器を清掃する作業

膨大な量の写真を整理する作業
わたしたちは大人向けの書籍や研修だけではなく、子ども向けの書籍の出版やセミナーの提供なども行っています。今回の震災では多くの学校が被害に遭いました。今回わたしたちは2011年6月に発売した『7つの習慣』のDVD付き特別バージョンの売上の一部を教育機関に寄付させていただくことにしましたが、単純に各種団体を通じて義援金を送るのではなく、直接目に見える形で送りたいとの思いから、ボランティア活動と平行して多くの学校を訪問し、その思いを伝えさせていただきました。残念ながら今後の存続すら危ぶまれる学校も多く、全ての学校が直接支援を受け入れて下さるという状況ではありませんでした。現在のところ下記のような形で支援をさせていただいています(支援内容が確定したもののみ記載)。
| No | 寄付先 | 寄付内容 |
|---|---|---|
| 1 | 陸前高田市立高田小学校 | 二宮金次郎石像耐震設置ほか |
| 2 | 陸前高田市立小友小学校 | イベント用テント、スポットライト |
| 3 | 仙台市立広瀬小学校 | 二宮金次郎像 |
小友小学校は運動会を是非開催したいが、開催に必要な設備が全て津波に流されてしまったとのことでしたので、イベント用のテントをお贈りさせていただきました。7月9日の前日7月8日に無事届いたとのことで、後日写真とともに澤里校長より下記のような御礼のお手紙をいただきました。
平成23年7月吉日
フランクリン・コヴィー・ジャパン 御中
陸前高田市立小友小学校
校長 澤里美智子
東日本大震災に係るご支援について(御礼)
初夏の候、皆様におかれましては、ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。
去る3月11日、突然襲った東日本大震災津波災害に際しましては、救援物資や励ましの言葉など、大変温かいお心遣いを頂き、誠にありがとうございました。
心をこめてご準備いただいた物資は、児童達の学習や生活や学校教育活動に活用させていただいております。またお寄せいただいた手紙や寄せ書きは校内に掲示し子ども達の励みとなっております。
フランクリン・コヴィー・ジャパン様からご寄付いただいたテントは、先日行われた運動会で早速使わせていただきました。当日は30℃を超す気温で、このテントは子ども達の健康管理に大いに役立ちました。
被災した校舎・校地も、多くの方々のご尽力によって環境が改善され、児童達は前向きに一生懸命学校生活を過ごしております。これもひとえに皆様方のお力添えの賜物と感謝申し上げます。
お寄せいただきましたご厚情に対し、心より厚く御礼申し上げますとともに、皆様方のご健康とご多幸をお祈りいたします。

小友小学校の運動会の様子

2012年2月13日 広瀬小学校 二宮金次郎像序幕式の様子
仙台市立広瀬小学校様へは、地震で破壊された二宮金次郎像に代わる新たな像の建立費用を提供いたしました。全生徒が参加しての除幕式の様子は校長先生のブログでも紹介いただきました。今回の震災で多くの二宮金次郎像が被害にあったと聞いておりますので、今後ご要望に応じて他の学校様にも展開していきたいと考えております。
書籍の寄贈に関しては、30校限定で募集しましたところ。100校以上の学校からお申し込みをいただきました。まずは直接お渡ししたいということで、2011年11月10日、11日の2日間で6つの学校に書籍をお届けしました(移動距離800km!)。最終的に、希望された100校の学校に計828冊を寄贈させていただきました。
いくつかの学校では今後教員や保護者向けのセミナー、生徒向けの授業も検討したいきたいとのお話をいただいております。

今回の震災で多くの企業や学校が被害に遭いましたが、わたしたちは「7つの習慣」を中心とするセミナーを希望する企業・学校に無償で提供しております。現在のところ下記の通り実施しております。
2月24日(金)石巻市立北上中学校で、弊社竹村が講師となって、寄付プログラム講座を実施してきました。

もともと北上中学校は2011年6月に竹村が石巻市内の学校を回っていた際に道に迷って偶然訪問したのですが、その際に畠山校長とお話をさせていただいたのがきっかけとなり、今回の特別授業へと繋がりました。
畠山校長の「子どもたちに自分たちの将来を考えさせる授業をしてほしい」というご要望を受け、「7つの習慣」をベースにわかりやすく楽しんで学べる内容に再構成、中学生が自分の将来を真剣に考えるための中身の濃い、そして中学生だけでなく先生方にたくさんの気づきがある授業を実施することができました。

| 2/24(金) 5・6時限目 45分×2 中学2年生 33名(1学年) | |
5時限目 |
1.ものの見方を考える |
|---|---|
6時限目 |
3.なりたい自分の設計図をつくろう |
「お願いします!」の大きな挨拶で始まった授業。「目をつぶって、北はどっちでしょう?」という普通の授業とは全く違う展開にみんなノリノリ。さらに「パラダイム」の概念を理解してもらうための老婆と若い女性のだまし絵のスライドを見るや否や、子どもたちは互いの顔を見合わせながら、興味津々に竹村さんの話に耳を傾けていました。2グループに分かれて同じものを見せると、「え?なんで?」「どう見てもばあさんに決まってる!」と大興奮。そんな導入ではじまった授業は、子どもたちの心をぐいぐいつかんでいきました。

刺激と反応のところでは、「怒っている人にあなたはなんと声をかける?」という問いかけに対して、ある生徒が「怒ったのはあなたの選択」と答えると、一部の男子から「すげーー!!超かっこいいー!」の歓声があがります。反応が自分の選択で選べるという考え方が確実に響いた子どもたちがいたようでした。カッとならずに眉間にある「一時停止ボタン」を押して、選択を選ぼうという説明をすると、みんな一生懸命眉間のボタンを押して、真似します。こんな風に1時限目は終了。
2時限目はいよいよ「ミッション・ステートメント」の草案作成です。導入は隣の人への5年前の自分の自己紹介から楽しくスタート。しかし「パチン」と竹村が指をならし「さあ今から10年後です。お互いに自己紹介しましょう」と指示し、10年後の自己紹介になると、みんななかなか口に出せない様子。そんな中でも「結婚」とか「仕事」とかポツポツ話始めます。その後「尊敬する人」「10年後大切な人」「図書室で勉強したいこと」「やりたいことベスト10」、「勇気づけられたこと」、「地元新聞社の記事で何と言われたいか」、「過去に実在した人物のうち一緒に過ごしたいのは?」「自分が誰にも負けない得意・才能」など、次々とペアワークをこなしていきます。ほかの人に共有するのが照れくさい年頃のせいか、このあたりでわざとふざける子どもが出てきます。最後のミッション・ステートメント、大丈夫かなぁと少しの不安がありながらも、「じゃあ今から自身のミッション・ステートメントを書いてみましょう。ルールは、自分に正直に、3分間筆を止めずに、完結させずに。」すると、ざわざわしていた教室がシーンとなり、みんな筆を止めずに黙々とずっと書き続けています。将来のこと、こんな風になりたい自分のこと、真剣に書いていました。
最後にクラス代表の女子生徒から「今日の授業の内容が、自分の将来を考えるうえでとても役に立った」とお礼の言葉をいただき授業は終了しました。