
「規格化」「標準化」「従順さ」が望まれていた時代は完全に終わりを告げ、現代は、グローバル化、ネットワーク化、情報化、オープン化といった「変化の時代」へと移り変わりました。
かつての時代においては、社員やスタッフは、優秀な管理者であるマネージャーの指示のもと、合理的に、効率的に、仕事をこなしてきました。また、そうした積み重ねこそが年功序列においては評価の対象であり、企業も成長を続けてきました。
しかし、昨今これまでの成功体験は現実のビジネスにおいては全く役に立たず、変化のスピードと度合いはますます激しさを増しています。
現在の社会はジャングル以上の厳しさと困難さを持っています。ネット社会によって情報は大衆化し、国境という垣根はなくなり、個人の個性と専門性を確立することは簡単ではありません。
また、製造プロセス、流通プロセスの変革は、ビジネスモデルの変革を意味し、従来のビジネス・パーソンとしてのパラダイムやビジネス・プロセスでは、もはや通用しなくなっています。
このような時代は、個人個人が環境の変化に自らを見失うことなく、十分にニーズを汲み取り、機敏に対応し、システムや戦略を築き上げる必要があります。
このような変化の時代に必要なのは、個人のリーダーシップです。
個人のリーダーシップなくしては、環境の変化に対応できないばかりか、流されるままに漂流し、激流に飲み込まれてしまう危険性があります。
本来、ビジネスにおいても生活においても、明確なリーダーシップが最初に存在しなければいけません。この厳しい社会の中において、はっきりとしたビジョンを持ち、リーダーシップを発揮することが必要となっているのです。
スティーブン・R・コヴィー博士が、「ほとんどの組織は、マネジメントのやりすぎ、リーダーシップのなさすぎである」というように、組織において、一社員がリーダーシップを発揮することは簡単なことではありません。
しかし、マネジメントは、リーダーシップのもとではじめて力を発揮します。マネジメントからはじめるのは、「What」がないままに「How」ばかり追い求めるようなものです。まず先にリーダーシップがあり、その後にマネジメントが来ます。
リーダーシップのないマネジメントは、ある人によると、「沈み行くタイタニック号のデッキで椅子を片づけるようなもの」だということだそうです。
リーダーシップには、個人のレベルにおける「セルフ・リーダーシップ」と「人間関係におけるリーダーシップ」がありますが、組織の活性化、成果の創出において、とりわけ重要になってくるのは、「セルフ・リーダーシップ」です。
「セルフ・リーダーシップ」とは、個人個人が自らの方向をしっかりと定め、自らの意志の元に状況に対し正しい判断をし、自ら主体的に行動することです。
今日の時代において最優先で求められるのは、従来型のマネジメントスキルではなく、個人に内在する「セルフ・リーダーシップ」ではないでしょうか。
該当プログラム:7つの習慣、7つの習慣アソシエイツ