
新入社員や若手社員の早急な戦力化は企業の大きな課題のひとつです。団塊世代の大量退職や人材の流動化などによって、社員の安定雇用による人材確保が困難になっています。
しかし、早急すぎる知識の詰め込みや過度な業務負荷、環境変化によって、若手社員の退職や転職、社員の成長の鈍化といったような、企業にとって厳しい状況が続いていると言われています。
ひとつの原因として、若手社員の「マインド」の問題があげられます。学生から社会人に変わる段階において、適切な「マインドセット」の有無がその後の成長に大きな影響を与えています。
社会人にとって、学生と最も異なるマインドは、組織人として顧客や組織、利害関係者に貢献していくというマインドです。
新 入社員にとって知識やスキルの習得と共に、あるいはそれ以上に、この「貢献」というマインドセットが必要です。新入社員にとって、学生から社会人・組織人 へとステージが変わったことを理解し、仕事を通して組織に貢献することが期待されていることを認識しなければなりません。
ビジネス・パーソンとして成果を出す、あるいは競争に勝つための要素として、「モチベーション」の醸成、維持というテーマがあります。
ほ とんどの若手社員は、最初は希望に満ち、「モチベーション」の高い状態で入社してきますが、業務の忙しさや人間関係の中で、徐々にモチベーションが少なく なっていきます。「3年目」社員の大量離職が話題になるほど、この段階で急速にモチベーションは下がる傾向にあります。
新人として入社し、組織に配属され、業務を与えられる段階では、ほとんどの業務は「しなければならない」という「MUST」な仕事でしょう。しかし、「MUST」ばかりの仕事は、やらされ感や疲弊感を生みます。
そこで重要なのは、若手社員が本来持つ意志の力(WILL)です。意志の力とは、価値観といってもいいでしょう。若手社員が本来持つ価値観を明確にし、その価値観に沿った、あるいはつながる仕事を行うことで、仕事へのモチベーションを維持することが可能になります。
現在のように、環境変化に対応しながら企業としてのあり方自体が変化するような時代においては、従来のような「キャリアパス」描くことは不可能です。
1年先のことが見えにくい状況の中、10年先のポストや目標に対し、入念な計画をたてても、ほとんど意味のないことです。3年先にそのポストが存在していることの確率のほうが低いからです。
重要なことは、自分自身が持つ力(役割、価値観、スキル)、影響できることを明確にした上で、どのような環境の変化に対しても、「主体的」に取り組むことです。その上で、いかに貢献ができるかというビジョンを描くことです。目標や目指すポジションは変化します。
若手社員が将来に夢を持ち、高いモチベーションを持って仕事に取り組むためには、個人個人の自立と自律、セルフ・リーダーシップ、セルフ・マネジメントが重要になるのです。
該当プログラム:7つの習慣、ディスカバリー、ビジョナリー・キャリア