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受け身から主体性を持つ自分へ!「やりたい」ことを貫くために

今年の目標は、自分の業務のレベルを上げるための資格取得。
しかし、2月も終わろうとしているいま、ほとんど勉強する時間を作れていない。

資格を取ることで扱える業務が増えること、資格名を挙げることでクライアントからの信頼にも繋がること。
会社にとっても、社員の資格取得はメリットになるはずと考えていた。

しかし、いまは新規のプロジェクトが次々に舞い込む時期。
思ったように、勉強の時間を確保することができない。

朝5時に起きて勉強をしようと試みたこともあった。
でも、緊急対応の業務に追われたり終電間際まで接待に付き合ったりしていると、無理して起きても集中力が続かない。

 

自分の意志が弱いのだろうか……。

 

スティーブン・R・コヴィーは、著書「7つの習慣」の中で、第3の習慣として「最優先事項を優先する」というのをあげている。

これは、知的創造で思い描いたビジョンをかたちあるものにする物理的創造の習慣を意味する。

グレーは次のように書いている。
「成功者たちの共通点は、成功していない人たちの嫌がることを実行に移す習慣を身につけているということである。彼らにしてみても、必ずしも好きでそれを行っているわけではないが、自らの嫌だという感情をその目的意識の強さに服従させているのだ」

感情を抑え、最優先事項を優先するには、目的意識と使命感が要る。第2の習慣で身につけた明確な方向感覚と価値観が要る。そして、優先する必要のない物事に「ノー」とはっきり言えるためには、あなたの中に燃えるような「イエス」がなければならない。何より大切にすべきことを自覚していなければならないのだ。さらに、やりたくないと思っても実行する意志の力、その時どきの衝動や欲望ではなく、自分の価値観に従って行動する力も必要だ。それは、あなたが主体的な人間として行う第一の創造を誠実に実行し、かたちにしていく力なのである。

(「7つの習慣」より)

資格取得は、重要なミッションではある。
ただ、会社にとっても自分にとっても緊急性は低いため、後回しになりがちだ。
主体性を持って取り組まなければ、いつまでたっても取り掛かれないだろう。

一日に使える時間は決まっている。
そうすると重要になってくるのが「ノー」と言えるスキル。

誰かに「ノー」と伝えるのは、決して簡単なことではない。
だからこそ、ためらわずに「ノー」と言えるだけの、内面で燃え上がる強い「イエス」が必要なのである。

自分にとって本当に大切なものを知り、頭の中で思い描き、日々生活を送る。
資格取得は、その思い描いた未来を手に入れるための手段のひとつだと考えよう。
そうすれば、自然と優先順位やおこなわなくてはいけないプロセスが決まってくることだろう。

 

受け身の自分から主体性を持ち行動できる自分へ、今こそ変わるときがきているのかもしれない。

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