株式会社gloops

「7つの習慣®」というコンテンツを使うことで、面と向かっては出てこないような、会社の課題を吸い上げることができました 2014.2.17

株式会社gloops(グループス)は、テレビCMでおなじみの「大戦乱!!三国志バトル」など、ソーシャルゲームやアプリを制作している、ソーシャルエンターテインメントプロバイダーです。 「大戦乱!!三国志バトル」は180万人以上のユーザーがいる人気ゲームにまで成長しました。今回は、株式会社gloops(グループス)の岩藤氏に人材育成の考え方や「社内ファシリテーター ウェブ養成コース」の導入についてのインタビューをしました。

「選択と集中」で、早期にソーシャルゲーム市場に参入

弊社は、ソーシャルアプリケーション事業を営む会社として、ソーシャルゲームやアプリを制作しています。「大戦乱!!三国志バトル」などのゲームを、DeNA社のモバゲーというプラットフォームなどに提供しています。「みんなの手に、新しい遊びを。」をコーポレートスローガンとして掲げており、モバイルエンターテインメントの可能性を日々追求しています。

2005年に広告代理店として創業しましたが、ほどなくIT事業部を立ち上げ、SNSサービスをスタートさせました。当初はPC向けのサービスを提供していましたが、ひとり1台は所有する携帯電話にいち早く着目し、モバイル向けに事業をシフト。サービスの1コンテンツとしてゲームを提供したところ非常に反響が良く、モバイルとゲームの相性の良さと、ユーザーと共にサービスを築いていく手法に手応えを感じ、モバゲープラットフォームのオープン化に際し、早期に参入をしました。その後、市場の成長に伴い、会社も急成長を続けてきています。

弊社の特徴の1つとして、コンテンツの開発を外注せず、自社で開発している点があげられます。プランナー、エンジニア、イラストレータ、サポートチームもすべて社内に抱えています。社員全員が、面白いものを作り出すことに熱意を持つクリエイターであってほしいと考えています。弊社のものづくりには、みんなで協力するからこそ、よりよいものが作れるという考えが根底にあります。スローガンは、【1TEAM,gloops】です。目的を同じくするチームで、ものづくりをすることで、グループとしてのノウハウを育成していくことが、会社の資産だと考えています。

急拡大ゆえの人材育成上の課題

チーム力を重視する弊社のものづくりにおいて、相手を敬う気持ちやコミュニケーション力、リーダーシップは特に求められます。ここ2、3年でソーシャルゲームの市場は爆発的に拡大しました。 ソーシャルゲームという新しいジャンルなので、そもそも経験者が少ないのですが、目の前の仕事の忙しさもあり、後から入ってきた人材に仕事やノウハウを十分に教える事ができていませんでした。そのため、人材の育成やプロジェクトの管理ができるミドルマネジメント層を強化していくことが重要な課題となっていました。

フランクリン・コヴィー社との出会い

先述した課題を抱える中、幾つかの社内研修を実施してみたものの、日々の仕事に追われる社員にとって、休日はもとより平日の60分の時間すら研修に取られるのが惜しいというのが現状でした。たまたま、人事部のメンバーの一人が「7つの習慣®」のセミナーを受けてとてもよかったという話を聞き、私も3日間の公開コースを受けてみましたが、大変感銘を受けました。 その際に、「社内ファシリテーター ウェブ養成コース」という、動画で「7つの習慣®」の社内ファシリテーターになるためのノウハウを学べる新しいサービスの存在を知り、多忙で社員の時間がとれない弊社には、ぴったりだと思いました。自分が社内ファシリテーターになり、実施する研修であれば、フレキシブルな時間で実施できますし、移動する手間もなく、価格的に安価であったことも非常に魅力的でした。

「社内ファシリテーター ウェブ養成コース」の魅力

もともと中途入社の社員に対して、gloops(グループス)の理念を伝える活動をしていましたので、ウェブで学び自分が社内ファシリテーターになることへの抵抗感はありませんでした。また、gloops(グループス)の行動規範が、「7つの習慣®」の内容と合致している部分が多く、「7つの習慣®」と絡めることで、社員により伝えやすくなるのではという期待感がありました。

実際に動画学習を利用してみたところ、本番と同じように研修映像を見られるので、非常に役立ちました。研修の進行をサポートしてくれる「ファシリテーターガイド」もしっかりしているので、安心感もありました。平日の日中は仕事で忙しいので、家に帰ってから、子供が寝付いた夜などを利用して学習を進めました。特に、冬休みを利用し、1日2〜3時間、5日程度で、まとめて集中的に勉強しました。1月に社内での研修実施を決めていましたので、日程の制約も学習を進める上でのモチベーションアップに繋がったと思います。

社内研修をきっかけに、自社の課題を吸い上げることに成功

社内第一回目の研修は、社歴の長い、影響力のあるマネージャークラスのメンバー4名に声をかけて実施しました。受講者の感想として、「7つの習慣®」にもともと興味があり、研修後に書籍を読み直すと理解がさらに深まったとの声がありました。ワークショップのところは、思い切ってアレンジを加え、会社の課題を投げかけたり、社員から課題を出してもらったりしました。「7つの習慣®」というコンテンツを使うことで、面と向かっては出てこないような、会社の課題を吸い上げることができました。

今後の改善点としては、社内ファシリテーターとして、より万全の準備をすることが大切だと感じています。テキスト、マニュアル、スライドが揃った状態で事前練習を行い、マニュアルに頼りすぎず、自分の会社の事例にアレンジしたストーリーを組みたいと思っています。

今後の課題は、「7つの習慣®」を活用して会社の変革を遂げること

研修プログラムは大変素晴らしいものなので、gloops(グループス)の社員に伝わりやすいように、プログラムを会得して自分のものにしていきたいですね。いきなり全社員には研修を実施できないので、現場の忙しさの中で、どのようにしてこの研修を広めていけるかが課題です。まずは、第一回目の研修を受講したメンバーを対象に、訓練を積み、マネージャーから現場に学んだ事を伝えていければと考えています。

これまでは会社が急激な成長期にあり、目の前の仕事に取り組むことに夢中で、「7つの習慣®」で唱えられている大切なことを十分に取り組んできませんでした。しかし、現在は市場も成熟してきていて、質の高いコンテンツ制作が必要なフェーズに入っています。これからを見据えて、gloops(グループス)も「7つの習慣®」を活用し、人材育成をさらに強化することで変革を遂げていきたいと思っています。

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