導入事例・レポート
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株式会社建設ドットウェブ様
「社内ファシリテーター養成制度」導入事例

2019.01.11

株式会社建設ドットウェブは原価管理システム「どっと原価NEO」を開発し、全国の数多くの建設会社にソフトウェアを提供しています。 

人材育成の重要性をモットーに会社が成長され、さらなる成長を目指し、「7つの習慣」を導入されました。そのいきさつや人材育成の考え方などを、取締役で社内ファシリテーターの江尻氏にインタビューしました

1.社員の「人間力」をいかに伸ばしていくのか

代表取締役社長 三國浩明氏

弊社の社是は「ゆとりある企業づくりをサポートする」です。私たちは、パートナー企業やクライアントに金銭面・内面的にも「ゆとり」を持っていただけるようサポートし、さらにその先にいる企業や消費者にまで「ゆとり」が生まれるよう、「ゆとり」の連鎖を創造していきたいと思っています。

そしてこの連鎖の結果、弊社自らもゆとりある企業になっていくという気持ちも込められています。

弊社のお客様は企業であり、企業対企業としてのビジネスを行っていますが、関わるのは人対人なので、社員自身の「人間力」を高めないといけないと会社創立当初から感じています。弊社は全国に5拠点あり、それぞれ役割が異なっている部分もあります。

このような環境にあっても、各拠点間をテレビ会議で繋ぎ、朝会を通じて、代表である三國の想いや社会の道徳的な講話を社員へ直接伝え続けることにより、「人間力」の強化を図ってきました。

2.成長し続ける社員の育成。
社風に合った「社内ファシリテーター養成制度」の導入

数年前から新卒採用も活発化しており、これからの会社を一緒に創っていく若い社員が増えています。そのため、若手への研修には力を入れ、社員自らが成長することに努めると同時に、社員同士で教え合う文化を創っていくことを心がけてきました。

その取り組みの一環として新入社員研修があり、2年目の社員から部長クラスまでのメンバーでプロジェクトチームを編成し、それぞれが講師となり、毎年その内容をブラッシュアップさせながら研修を行っています。

このような狙いと取り組みを通じて、会社で大切にしていきたい想いを社員達自らの手で伝えていく、という風土が出来上がってきました。

しかしながら、まだ右も左も分からない新人社員に対してだけでなく、会社の想い・三國自身の想いを、もっと多くの若手社員にも、より一層深く浸透させていく必要がありました。

そこで、お付き合いのある企業様から「7つの習慣」のことを聞き、三國自ら公開コースに申し込み受講しました。その際「主体的に物事を考える」という根本的な部分が社内に伝え続けてきたこととリンクし、やはり主体的な「個」が組織を強くし、そうした強い「個」が集まった組織からこそ、お客様を幸せにしていくことのできるアイデアや製品が生まれるのだということを、より強く感じたようです。

そして、「7つの習慣」の基盤を社内にも広めていきたいと考えていたその時、「社内ファシリテーター養成制度」があると伺いました。その展開方法もこれまでの取り組みである、社員達で伝えていくという社風とマッチしていると思い、導入を決定しました。

3. 実践、そして共通言語づくりで組織力の向上を目指す

テレビ会議で行う月2回の研修

「社内ファシリテーター養成制度」を活用して、講師養成研修を受講し、準備が整いました。まず初めに実施したのが、フランクリン・コヴィー・ジャパンの「xQサーベイ」(※xQサーベイ… 組織やチームの「実行力」を診断し、解決策を見出す組織診断)でした。そのサーベイによって、組織内の課題や強みを可視化することができました。

その後、一期生として総勢28名で「7つの習慣」研修を実施しました。「一期生」と呼んでいるのは、この研修を一過性のものにしないために、継続学習ができる体制を整えることを狙いとしています。

また、それ以降の研修では、テレビ会議システムを有効活用しています。この方法により、各拠点だけで行うのではなく、会社全体で様々な部署を横断してグループを作ることができ、多様な経験と想いを持ったメンバーたちで互いに学びあい、共通言語をつくっていく文化づくりを実現できる「場」をつくることができました。

この一連の取り組みを「7Happ(セブンハップ)」と名付け、社内で展開しています。由来は7つの習慣の「7」、ハビッツ(習慣)の「Ha」、プラクティス(実践)の「p」、プログラムの「p」です。

「7Happ」は、1回35分間の中でワーク時間を多く取れるように、ファシリテーターの工夫が大切になってきます。短い時間でも有意義なワークとするため、テーマに沿った思考、建設的なディスカッションができるようファシリテーターが先導しています。そうすることで、的外れなグループワークを防ぐ事ができるようになります。

こうした工夫を通じ、今まで話したことがほとんどなかった各拠点の参加者同士が、どんなことに共感し、あるいは疑問を持っているのか、忌憚なく意見を出し合うことは、「7つの習慣」を学ぶ以外に、結束力を高めるという効果にもつながっています。

4.すぐにできないのは当たり前。
徐々にモチベーションアップへつなげていく

受けている社員の考え方の変化も、もちろんですが、ファシリテーターである自分自身も知識を得て徐々に変化している、と感じる瞬間が増えていきました。

元々は、社員に対し現場での気づきを与えることが大切だと思っていましたが、なかなか気づいてくれないシチュエーションも多々ありました。

しかし「7つの習慣」を通して、最近では、さりげないコーチングが大切だと思うように変化してきました。初めから即実践は難しいのですが、「7つの習慣」研修あるいは「7Happ」を通じて、何か一つでも良いので、一歩ずつ着実に実践することを一期生のメンバーと共にチャレンジしていきたいと思っています。

5.今後の展望

取締役 江尻和典氏

一期生は現在、月2回、「7Happ」を行っています。これを第1クールと第2クールとに分け、2年間かけて行う予定です。そうすることで、「7つの習慣」の定着と、組織文化を醸成させることを目指しています。その中で、定着を促す施策の一つとして、参加者の中から毎回「7Happ」のリーダー役をきめて、進行役を担ってもらっています。

また、今年より二期生の「7Happ」が始まります。このスケジュールは一期生と二期生の研修が並行して行われるようになっています。二期生の研修が始まる時期には、現在の一期生が学びの先輩として二期生の研修をバックアップしていき、社内で教える文化をより一層強化し、組織として学び合える会社にしていきたいと思っています。