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『7つの習慣 ティーンズ2 大切な6つの決断~選ぶのは君だ~』を読んだ高校生たちは、本書をどのように活用し、自身の生活に役立てているのでしょう。読者の高校生代表4人に、座談会形式で本書について語ってもらいました。
勉強することで、自分の可能性が広がり、自分のためになることに気がつきました
─ この本の中では、皆さんの生活を「学校」「友達」「親」「異性関係」「中毒」「自己価値」の6つの生活シーンに分けて、それぞれの中で起こりうる問題や選択を紹介し、問いかけているわけですが、実際のみなさんの生活はいかがですか?
小柏:基本的には今すごく充実していて楽しいです。人間関係もうまくいっていますし、この本に書いてあるようなことはかなりやってきたなと思いました。
豊田:「親」との関係はそのとおりだし、僕にもインターネットなどの「中毒」があるので、よくわかりました。中でも「友達関係」のところは面白かったです。実際に僕がしてきたこともたくさんあったし、あそこはこうしたほうがいいなと思ったこともありました。
─ たとえば?
豊田:他人の過ちへの対処というんでしょうか。何か起きてもすぐにキレたりせず、冷静に判断してきたと思います。
小柏:確かに、親に何かきつく言われたときでも、そのときは「うん」と言葉を飲み込んで自分の部屋でじっくり考えると、やっぱりこうだったかと思えるようなことはよくあります。だいたい親が正しいんですが・・・(笑)
徐:「学校」のところが一番ハッとさせられました。高校に入ってからは、大学にエスカレーターであがれるということもあって、あまり勉強しませんでした。でも勉強することで、自分の可能性が広がり、自分のためになることに気がつきましたし、こうしたらいいのかということもわかりました。
鶴貝:メッセージに一貫したものがあるし、おもしろかったです。中毒のところはよくわかりませんでしたが・・・
─ 書いてあることは参考になりましたか?
鶴貝:蛍光ペンを持ちながら、楽しく読みました。気に入った詩や言葉は書き留めて、ブログで紹介したりもしました。今後、元気がなくなったときやうまくいかなかったときなどに読み返してみようと思っています。
徐:私も蛍光ペンなどで書き込みながら読みました。おもしろかったです。
鶴貝:すごい書き込みがありましたよ!(笑)
何か起こったとしても
判断し行動するのは自分の判断だ
─ この本は、今大事な時期に道をはずさないように、あるいは外れたとしても戻ってこられるように、読者に「大切な決断」を促しているのですが、高校生として「決断」とはどういうことだと思いましたか?
小柏:私が通っている学校は非常に生徒に「自主性」と「責任」を促してくれるところなので、「自分で判断する」大切さはとてもよくわかります。学校では「行事」をすごく大切にします。特に「運動会」はみんなが競って役職を兼務し、みんなで盛りあげていきます。「自主性」と「責任」のかたまりみたいなものです。 ただ、今までは選択するというより、目の前のものはすべてやってみるという感じでしたので、あえて言えば、「好きなこと」をやるということでしょうか。
─ 学校は楽しそうですね。
小柏:学校に関しては何の問題も不自由もありません。
豊田:僕の学校もそうです。「音楽祭」「文化祭」「体育祭」は生徒にとって最優先の行事です。雰囲気はとても自由ですし、私服なもの気に入りました(笑)。
徐:私の学校もすごく自由な校風です。
鶴貝:私はなんとなく学校を決めてしまいました。あとから「えーっ、こんな制服?」と驚いたぐらいです(笑)。
─ この本は「7つの習慣ティーンズ」の続編として書かれたのですが、少し紹介してある「7つの習慣」についてはどう思いましたか?
豊田:興味深く読みました。ひとつひとつの習慣ではなく、全部つながっていることがよくわかったし、いろんなシーンにも登場していてそのとおりだと思いました。中でも、「自分の反応は自分で選べる」というところで、「何か起こったとしても判断し行動するのは自分の判断だ」と、本当にそのとおりだと思いました。
小柏:「信頼残高」というのが面白かったです。悪いことをしたとしても、あやまることで、前よりも関係がよくなったりすることもありますよね。
人の視線を気にすることなく、
自分の価値基準を自分自身に持つ
─ この本の中で「自己価値」の箇所はかなり大きなテーマだと思うのです。人の視線を気にすることなく、自分の価値基準を自分自身に持ち、自信を持って生きていこうと言っているのですがどのように感じましたか?「友達関係」のところとも大きく関連していると思いますが。
鶴貝:私が一番気に入った章がこの「自己価値」のところです。今の学校(中学から)に入ってから周囲のみんながとても優秀で、「自分にはできない」と自信がなくなりかけていましたし、それに女子高だと「うわさ」や周囲の視線がとても気になってしまい、この本のとおりだと思いました。
徐:私の学校でも、人の目を気にして、嫌われはしないかと外見ばかりに気をとられ、高いものを買ったり、また余計に気になったりで、ストレスになってしまうこともありました。
小柏:やはり人の眼は気になります。現実に運動会の役職など、不信任が2票で辞めなければなりませんので、人気は必要です。自分がやりたいことと・・・難しいですね。
─ 人気ばかり追い求めないということだと思いますが・・・。自分の視点と他人の視点の両方をバランスよくということじゃないでしょうか。
豊田:実際にここに書いてある、「社会の鏡」と「真の鏡」について、自分で書いてみました。結果的に「社会の鏡」と「真の鏡」に書いたことは同じことでした。実際、自分を作るようなことはしていないし、それを見て、「あー間違っていなかったんだ」と思いました。「俺は悪くないな」と・・・(笑)。