導入事例・レポート
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人事・教育担当者156人に聞いた、新入社員研修の利用状況と利用意向 〜フランクリン・コヴィー・ジャパン 研修白書2013年版 Part2〜

2013.10.24

2013年8月にフランクリン・コヴィー・ジャパンが156人の「人事・教育担当者」の皆様を対象に実施したインターネット・アンケート(※1)の結果を基に、新入社員研修の利用状況・利用意向について調査しました。※1インターネット・アンケートはHR総合調査研究所が運営するHR Proのウェブサイト内にて実施しました。

最大の課題は、「自ら考えて行動するが姿勢が足りない」

図表1-1新入社員における現在の課題に関しては、アンケート回答者のうち、59%が「自ら考えて行動するが姿勢が足りない」、続いて「メンタル面が弱い」44%、「社会人・組織人としての意識が低い」34%がトップ3です。
次に、図表1-2従業員規模別に新入社員の課題を見ると、従業員規模1,001名以上、301名以上1000名未満、300名以下すべてのセグメントで「自ら考えて行動するが姿勢が足りない」が最も多いです。

図表1-1 新入社員における現在の課題

図表1-2 従業員規模別・新入社員における現在の課題

現在、実施している新入社員研修は「ビジネスマナー」「社会人・組織人としてのマインドセット」

図表1-3現在実施している新入社員研修では、アンケート回答者のうち、94%が「ビジネスマナー」と回答しています。次いで、「社会人・組織人としてのマインドセット」82%、「社長、事業部長等による講和」65%、「企業理念の浸透」59%となっています。
図表1-4従業員規模別・現在実施している新入社員研修テーマをみると、どの規模においても、最も多い回答は「ビジネスマナー」となっております。次いで「社会人・組織人としてのマインドセット」が多いですが、従業員規模が大きいほど、その傾向が強くなっていることが分かります。特に、従業員規模1,001名以上においては、95%が実施しております。

図表1-3 現在実施している新入社員研修テーマ

図表1-4 従業員規模別・現在実施している新入社員研修テーマ

約6割が自社の内製化研修と外部委託研修(講師派遣、公開セミナー等)の組み合わせで実施

図表1-5新入社員研修の実施形態では、アンケート回答者のうち、60%が内製化研修と外部委託研修(講師派遣、公開セミナー等)の組み合わせで実施していると回答しています。
また、図表1-6従業員規模別・新入社員研修の実施形態を見ると、全ての従業員規模にて、自社の内製化研修と外部委託研修(講師派遣、公開セミナー等)の組み合わせで実施するとの回答が多く、従業員規模300名以下になると、内製化研修のみで実施の割合が40%と301名以上の企業規模と比較するとその割合が高いことが分かります。

図表1-5 新入社員研修の実施形態

図表1-6 従業員規模別・新入社員研修の実施形態

研修プログラムの内容と講師の質が外部の研修会社を選定する際の重要基準

図表1-7新入社員研修で外部の研修会社を選定する基準に関しては、アンケート回答者のうち、70%が「研修プログラムの内容が良いこと」、続いて62%が「講師の質が高いこと」を重視しています。
次に、図表1-8従業員規模別に外部の研修会社の選定基準を見ても、同様の傾向が見られますが、従業員1,001名以上の企業は「講師の質が高いこと」、301〜1000名の企業は「自社向けにカスタマイズ対応ができること」、300名以下の企業は「研修プログラムの内容が良いこと」を最も重要視されていることが分かります。

図表1-7 外部の研修会社を選定する基準

図1-8 従業員規模別・外部の研修会社を選定する基準

新入社員研修に対する期待はスキルよりもマインドを重視

図表1-9新入社員研修に対する期待は、アンケート回答者のうち、78%が「社会人・組織人としてのマインドセット」、続いて「仕事に対する主体性の向上」の72%が明確に高く、スキルよりもマインドを重視する傾向があります。
これは図表1-10従業員規模別においても同様の傾向がありますが、1001名以上と300名以下の従業員規模の企業が重視する期待値が類似している反面、301〜1000名規模の企業の期待値は「仕事に対する主体性向上」が82%と最も高いのが特長です。
また、新入社員研修に対する期待は、前述の課題と回答されている項目にも紐づいています。

図表1-9 新入社員研修に対する期待

図表1-10 従業員規模別・新入社員研修に対する期待

新入社員に対するフォローアップ研修の設定は約7割

図表1-11新入社員に対するフォローアップ研修は68%の企業が実施しています。入社年の秋ごろ(9〜11月)にフォローアップ研修を設定している企業は全体の35%、実際に実施している企業の中では約半数を占めています。
また図表1-12従業員規模別でも概ね同じ傾向にありますが、「特に実施していない」と回答した企業は、それぞれ従業員数が「1001名以上」が17%、「301〜1000名」が33%、「300名以下」が42%と高くなっています。

図表1-11 新入社員に対するフォローアップ研修の実施

図表1-12 従業員規模別・新入社員に対するフォローアップ研修の実施

自社での内製化は従業員規模が大きい企業が積極的である傾向

図表1-13のとおり、「社会人・組織人としてのマインドセット」「仕事に対する主体性の向上」など、比較的マインド系の研修内容に対して内製化が難しいという回答結果が高いパーセンテージであるものの、「その他」を除いては22〜29%と概ね同程度といえます。
また、図表1-14従業員規模別で見ると、「1001名以上」の企業では「特にない」が40%と最も高く、内製化が推進されていることがうかがえます。

図表1-13 外部の研修会社に実施を委託したい研修内容

図表1-14 従業員規模別・ 外部の研修会社に実施を委託したい研修内容