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忙しさに酔いがちな「緊急中毒」に注意。卓越した生産性を意識的に選択しよう

組織の誰もが一生懸命働いているように見えるのに、目に見えた成果が上がってこない状態はもどかしいものだ。
常にバタバタとしているわりに、仕事に対する達成感が少なく、組織全体が擦り減ったような疲労感に覆われてしまう。

しかし、そんなときこそ、「組織のメンバーが時間やエネルギーをどんな業務に割いているか」を確認してみてほしい。

 

コリー・コーゴンは、彼女の著書の中で『7つの習慣』で紹介されている「緊急性」と「重要性」という2つの軸を使った「時間管理のマトリックス」モデルを紹介している。
時間やエネルギーをどこに割くべきか判断できるように、活動を以下の4領域に分類しているのだ。

Q1:緊急かつ重要な事柄
Q2:緊急ではないが重要な事柄
Q3:重要ではないが緊急の事柄
Q4:緊急でも重要でもない事柄

(参考:コリー・コーゴン『5つの選択 卓越した生産性を実現する』キングベアー出版 より)

費やした時間やエネルギーに対するリターンが最も大きいのは、実はQ2だ。しかし、バタバタと忙しいわりに成果が出ていない組織では、Q1やQ3ばかりに労力が使われ、結果的に生産性を下げてしまっている可能性がある。

緊急ではなくとも重要な業務に、意識的に時間とエネルギーを割くことで、卓越した生産性が実現されるのだ。

 

しかし、そうとわかっていても、私たちは重要度よりも緊急度を重視し、忙しくしている状態を好んでしまいがちだ。重要な案件を意識的に選択して取り組まないと、「緊急中毒」に陥るおそれがある。

緊急中毒とは、やるべきことに取り組み、片づけていくときの張り切った心理状態を好むことであり、その結果として、真の重要性などおかまいなく、私たちはそうした事柄を無意識に探すようになる。

(コリー・コーゴン『5つの選択 卓越した生産性を実現する』キングベアー出版 )

 

緊急中毒に陥ってしまったときに手薄になるのが、緊急ではないが重要なQ2の事柄だ。つまり、緊急中毒状態の人は、忙しさに酔い、最も生産性の高い業務を後回しにしてしまうのだ。

 

緊急中毒の状態になると、ほかの中毒と同様、緊急という意識がその瞬間は心地良く感じられるが、冷静になって自分のとった行動を認識すると、気分が落ち込むことになる。人はときに、絶えず忙しく振る舞うことによって、こうした覚醒から逃避しようとする。そうすれば、自分がしていることの重要性を確認する必要がなくなるからだ。自分が時間や集中力やエネルギーをどのように費やしているか、まともに意識しなくて済むからだ。

(コリー・コーゴン『5つの選択 卓越した生産性を実現する』キングベアー出版 )

 

重要度の高い事柄から逃げずに、意識的な選択をおこなわなければならない。
重要な事柄ほど、最初は面倒は多いかもしれないし、忙しくなる可能性も高いかもしれない。しかし、これこそが卓越した生産性を実現できる事柄なのだから。

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