プラクティス4:
フィードバックのカルチャーを
創り出す

勇気と思いやりの
バランスをとる。

フィードバックをする場合、2つの極端な方法があります。

  • 配慮が足りない。このタイプのリーダーは、自分が考えていることを誰にでも平気で話します。また、フィードバックが多すぎたり、厳しすぎたり、頻度が多すぎたりすることがあります。
  • 配慮しすぎる。このタイプのリーダーにとって、誰かに厳しいフィードバックをすることを考えると、気が重くなります。だから、それを完全に避けてしまい、問題が長引くだけでなく、大きくなってしまうのです。

その両極端は、チームにとって不利益になります。配慮しすぎたり、配慮が足りないと、自尊心や自信が失われることがあります。しかし、同じようにダメージが大きいのは、配慮しすぎて、意図せずしてチーム・メンバーを見捨てるような形になる場合です。フィードバックが全くない、あるいは曖昧すぎることで、チーム・メンバーの弱点を補強してしまうのです。その結果、メンバーは同じ罠にはまり、パフォーマンスや成長を妨げられてしまうのです。

フィードバックを怠ると、チームのリーダーに対する信頼も損なわれます。難題や困難な問題を無視しているように見えると、チームはリーダーを弱腰とみなし、チームだけでなく自分の能力に対する自信を失ってしまうかもしれません。

意思を明確にする

フィードバックは、モチベーションに影響をもたらします。リーダーは彼らのスキルと才能を伸ばす意図を持ち、それをメンバーに伝える必要があります。

効果的なフィードバック

非効率的なリーダーのマインドセットは、自分を「修正者」だと考えることです。チームに問題があるからこそ、フィードバックを通じてチームの悪いところを指摘するのが自分の仕事だと考えるのです。これに対し、効果的なリーダーのマインドセットとは、フィードバックを求めることで、リーダー自身を含む他者の可能性を引き出すことにあります。

フィードバックに対する考え方は人それぞれですが、いくつかの普遍的な原理原則は、ほとんどの人に当てはまります。大学卒業後初めて仕事をする若手社員にとっても、定年退職を考え始めた30年目のベテラン社員にとっても、フィードバックは重要です。

リーダーは、フィードバックの与え方、受け方を練習することで、自然な直感を働かせ、建設的で意図的な考えが双方向に自由に行き交う文化を育てていくことができるようになるのです。そして、誰もが自分の意見を聞き、尊重されていると感じ、パフォーマンスと生産性が向上するのです。

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あなたが他の人間に与えることができる最大の贈り物の1つは、その人が自分でも知らなかった盲点に対する建設的なフィードバックです。不快だからといって、言うべきことを言わないのは、大きな損失です。正直で正確なフィードバックをするために、十分な配慮をしましょう。

— スティーブン・R・コヴィー

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チームメンバーと信頼を築くためにリーダーが活用すべき10 のフレーズ

信頼を築く上で、感謝の気持ちを伝えたり、共感を示すリーダーの「力強い簡潔な言葉」の選択が重要な意味を持ちます。

オンライン体験会

「チームリーダーのための
6つの実践プラクティス」
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プレイヤーからリーダーへのマインドセット転換

チームリーダーのための6つの実践プラクティス

01

チームを導くには、プレーヤーとして仕事をするときとは違うマインドセットが必要です。部下を持つリーダーとして最大の業績を収めるために、実践的マインドセットへのシフトについて理解しましょう。

02

定期的に1on1を行うことで、チーム・メンバーの課題に対する理解を深め、彼らが自ら課題を解決できるようサポートし、エンゲージメントを高める。

03

チームの目標と結果を明確にし、適切なレベルのサポートを提供しながらチーム・メンバーに役割を任せます。

04

チーム・メンバーの能力を高め、自信を深めるフィードバックを与える。また、周囲のメンバーに自分へのフィードバックを求めることで、自分自身のパフォーマンスを向上させる。

05

チーム・メンバーが変化に対応しながら迅速に業務を進め、より良いパフォーマンスを達成するのを支援するのに役立つ具体的な行動を見極める。

06

ウィークリー・プランニングで最重要課題に集中し「5つのエネルギー・ドライバー」を活用することで、効果的なリーダーとして役割を果たす能力を強化する。

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