信頼構築に効果的なコミュニケーションをしたいなら、まず自分を見直すこと

こどもの頃、親や兄弟姉妹に対して、
「これくらいのこと、やってくれたらいいのに」
「これくらいのこと、わかってくれてもいいのに」
と不満を感じてしまったことはないだろうか。

職場や家庭などで、他者との関係が親密になればなるほど、つい相手に甘えてしまうことはよくある。
「言わなくてもわかってほしい」とか「察してほしい」という気持ちは、自分よりも立場が下の相手や親しい人に対して向けられがちな期待だ。
そんなつもりはなくても、無意識にコミュニケーションの中で漏れ出てしまっている人も少なくない。

 

相手とのコミュニケーションにおいて、つい甘えてしまったり「察してほしい」と願ってしまったりする。それ自体は、ある程度は仕方のないことだ。

しかし、特に職場においては、そんな自分のコミュニケーションの癖に気付いて自分を律することが必要。
たとえば、部下や同僚に信頼してもらうなどの目的のために「効果的なコミュニケーション」とは何かを考えていかなければいけない。

 

スティーブン・M・R・コヴィーは、信頼を獲得するために効果的なコミュニケーションについて、まず「率直に話す」ことが大切だと説いている。

「率直に話す」というのは、正直に行動するということだ。その根底には、誠実、正直、そして率直さの原則がある。前で述べたように、それは二つのことを意味する。真実を話すことと、正しい印象を与えることだ。そして、信頼を築くためには、この両方がそろうことが不可欠である。

(スティーブン・M・R・コヴィー『スピード・オブ・トラスト』キングベアー出版 )

 

嘘を吐いたり、自分の本心を隠して相手を誘導しようとする語り口になったりすること。それは「率直に話す」に当てはまらない。
相手にどう行動してほしいのか、それは自分のどんな思いや欲求からくる期待なのか。恥ずかしく感じることもあるかもしれないが、ありのままに話すことが信頼を得るコミュニケーションとなる。

 

上手く率直に話すことができない場合、相手のせいにするのではなく、自分と向き合う時間が必要だ。

・なぜ率直に話すことができないのか、その原因を考えてみよう。結果や苦痛を恐れているためか。それとも、自分が間違っているかもしれないこと、あるいは相手の感情を傷つけることを恐れているのか。人気取りや勇気のなさによるものか。「率直に話す」ことがない環境で生活したり、働いたりしているためか。正直かつ率直であることによって得られる配当と、率直に話さないことによるコストを見極めよう。それから、「信頼性の四つの核」と、「率直に話す」能力を強化する努力をしよう。

(スティーブン・M・R・コヴィー『スピード・オブ・トラスト』キングベアー出版 )

 

他者との信頼を構築するために効果的なコミュニケーションをおこないたいと、前のめりになって無理に人と関わる前に、まずは自分の内面や性質についてよく見直すこと。
自分のコミュニケーションの癖を知って、目的に対してより効果的なやり方にシフトチェンジしていくこと。
1人の自立したビジネスマンとして、また1人の大人として、ぜひクリアしておきたい課題だ。

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