インタビュー:上條講師と今成講師

世界147カ国以上の企業に導入されている研修プログラム
「7つの習慣®」講師インタビュー 2013.8.8

フランクリン・コヴィーの研修プログラム「7つの習慣®」は、世界147カ国の企業で導入され、米国のフォーチュン100社のうち、90%以上が導入している世界的な研修プログラムです。日本国内においても、累計3,500社、20万人以上のビジネスマンが受講しています。今回は「7つの習慣®」の担当講師を務める上條講師と今成講師に本プログラムについてインタビューを致しました。

―ずばり、「7つの習慣®」コンテンツの魅力は何ですか?

今成 「原理原則を伝えているというのが大きいでしょうね。時代、業種、職種、年代など関係なく基本となる考え方です。「7つの習慣®」は漢方薬というたとえもあって、各企業や組織の問題・課題がそれぞれ違っていてもどこにでも通じるものがあります。自分も前職では研修導入担当として多くの課題を抱えていたのですが、「7つの習慣®」のフレームに当てはめるとどこかしらに必ず引っかかってきて、問題解決のきっかけをつかめる。それが、じんわりと効いてくるという意味では漢方薬的、万能薬的なアプローチと言っても過言ではないと思います。」

上條 「人材開発の側面から、いかにバランスの良い人に育てるかということで考えていくと、まず知識・技能・スキル・テクニックなど仕事において求められる能力は必要不可欠ですよね。ただ、その能力さえ持っていたら、本当に私たちが望んでいる結果を長期的、継続的に生み出すことができるのだろうか。そういった能力を正しい方向に向けていく力、またそれを使って何かに役立てたい、貢献したいという思いを組織も人も求めていますよね。では、その正しい方向に向かって能力を使うというのは一体どういうことだろうと掘り下げていったときに、能力の下支えとなる人格が浮かび上がってくるのです。それが私たちがセミナーでもお伝えしているHow to beの部分、つまりどうありたいか、ありたい姿をどこへ求めていくかということだと思うんです。このバランスを取るための考え方が「7つの習慣®」だと思います。」

今成講師

―実際、研修を受けた方の中に継続して形にできる方とその場で終わってしまう方との差は何でしょうか?

上條 「ひとつはその人の置かれている状況において、「7つの習慣®」というセミナーに参加するときの意識ですよね。そこから何かを学び取ろうと思って来た人、ただ上司から出ろと言われて来た人の差はあります。」

今成 「それはありますね。先日も講師派遣研修で目的意識を持たず、あまり期待してないよという感じで参加された方がいらっしゃいました。しかしその方は、セミナーが進むにつれ、少しずつ自分を開示できるようになってきて、演習の中でも自分の思ったことを出せるようになっていきました。自己開示していく中で、自分のここが本当の問題だ、こういう事を自分は大事にするんだなと気付いていって、この方のようにセミナーが終わったときには大きく意識が変わったという場合もあります。いずれにしてもセミナーで何かを掴み取った方は、その後の行動もかなり変わるんじゃないかなと思います。また、職場でも共通言語として「7つの習慣」用語を自分だけでなく周りの人が使うようになり、職場でも実践しようという雰囲気が高まったというお話も伺うことがあります。」

―書籍だけでは学べないセミナーに参加するメリットは何でしょうか?

今成 「本で得られる知識もかけがえのないものです。しかし、コヴィーっぽく言うとすると、それは自分のパラダイムでしかみていない。本は自分の考え方、ものの見方で解釈して読みますが、ライブのセミナーには、自分とは異なるものの見方をしている参加者が大勢いますので、そういった人たちとディスカッション をしたり、演習に取り組んだりすることで、一人で取組むよりも新鮮な気付きが沢山出てきます。これが一番大きなメリットだと思います。」

上條 「理解の仕方やものの考え方には、その人なりの理屈があります。なぜその人がそう思ったか、その人がそこに至るまでに経験したことやある程度のプロセスもセミナーでは共有します。だから理屈で学ぶというよりも、他の参加者が実際経験したときの感覚値を知ることが、体感的な理解につながるとも言えます。」

上條講師

―最後に、「7つの習慣®」をベースにして作られた「マスターピース」と「ビジョナリー・ウーマン」についてご紹介ください。

「マスターピース」はどのような方が対象でしょうか?

上條 「これは世の中の時代のニーズにお応えするセミナーとして開発されました。例えば、最近では65歳定年にする企業も増える一方、会社組織によっては 40代後半には役職定年に遭遇する人たちもいます。突然、大きく自分を取り巻く環境が変わってしまう。自分の処遇やポジションも、また部下や周りの人達との関係も変わる。そんな中でどうやってモチベーションを維持しながら残されたキャリアの中で仕事と向き合っていくのか。マスターピースというセミナー名には「名作」という意味があります。既に多くの対象者の方々は、これまでの人生というひとつの本の中で名作を綴ってきたかもしれません。でもまだ先がある。自分の中に目的・目標を持って、これからどんな人生を綴っていくのでしょうか。そういったことに向き合っていただきます。そしてキャリアの集大成にむけてモチベーション新たに、新たな役割意識を持ってもらう。定年後の再雇用の在り方は組織によって異なりますが、「あなたはどんな役割を担っていきますか」ということをご自分の中で明確にしていただくためのセミナーです。」

「ビジョナリー・ウーマン」についてお願いします。

今成 「コンテンツは女性活用と真の自立をテーマにして、「7つの習慣®」の前半の私的成功の部分を中心に開発されたコースです。実際、講師として「ビジョナ リー・ウーマン」を実施していて感じるのは、今、女性が職場の中で力を発揮できているのだろうかということ。実際に参加者の方のお話を伺うと、本当は潜在能力を持っているのに遠慮して自分を出せていない人が多いなと感じますね。真の自立ってなんだろうか、女性として主体性を発揮する、目的を持って始める、本当に大切なことを重要視してやっていこうと、まず3つの習慣を中心にお伝えし、ご自分に向き合っていただきます。セミナーが進んでいくうちに、「私ってこういうことを本当は言ってもいいんだ」とか、「もっと自分の考えを出してもいいんだ」という気付きを皆さん得ていくので、本当に女性が持っている潜在能力を引き出し、真の自立、職場の中でのリーダーシップを発揮していくためには最適なコースだと思います。」

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