中途採用社員と生え抜き社員に不協和音が起こったら……

日本でも米国並みにキーマンの流動性を高める動きが目立ってきたことを、雑誌「日経ビジネス2018年2月19日号』が紹介している。

重要な案件を任せるにあたり、新卒で採用し長い時間掛けて育ててきた生え抜き社員ではなく、外部から採ってきた人材を抜擢するケースが増えているというのだ。
中途採用には消極的といわれていた企業、中小企業でも、生え抜き社員の活躍の場が狭まる減少が起きている。

 

この傾向に慣れていない社員たちもいることだろう。
生え抜き社員と中途採用社員の間で不協和音が起きてしまったら、どう対処するべきだろうか。

 

そこで、今回はスティーブン・R・コヴィー博士の著書『7つの習慣』の中から「1+1が8にも16にも1600にもなる方法(シナジー)」を紹介しよう。

シナジーとは、全体の合計が個々の部分の総和よりも大きくなる相乗効果を意味する。一つ一つの部分が触媒の役割を果たすのだ。他者とのコミュニケーションが相乗効果的に展開すると、頭と心が開放されて新しい可能性や選択肢を受け入れ、自分のほうからも新しい自由な発想が出てくるようになる。
(略)
たしかに、シナジーを創り出すコミュニケーションのプロセスでは、先行きがどうなるか、最後がどのようなものになるのかわからない。しかし内面に意欲がみなぎり、心が安定し、冒険心が満ちてきて、前に考えていたことよりもはるかに良い結果になると信じることができるはずだ。それこそが最初に描く「終わり」なのである。

低い信頼しかない相手とのコミュニケーションだとどうなるだろうか。
相手の懐をさぐり、揚げ足をとられないように用心し、自分の立場を守ろうとするだろう。

 

もう少し相手と向き合ってみようという態度の場合、お互いを尊重するコミュニケーションは可能になる。
相手に敬意を払う一方で、反対意見を言い、対立することは避ける。
つまり、知識レベルでの相互理解は進む可能性があるが、新しい可能性を受け入れるところまでは進まない。
お互いの妥協点を見つけて終わってしまうのである。
これでは「1+1=2」にもならず、1.5ぐらいで落ち着いてしまう。

これが高いレベルでのコミュニケーションになれば、お互いを心から尊敬し、高い信頼関係がある。
意見の相違があっても、建設的でない対立を長く続けることはなく、お互いの言い分を本気で理解しようとする。
その結果、議論や結論のベースアップができる。そして最初に示されていた案をはるかに上回る結果(第3案)に到達できるのだ。

妥協ではなく、目的達成のためにお互いが納得できる案が見つかる。
そしてこのシナジーにより互いの絆はより強まるだろう。
シナジーは関わる人、一人ひとりの心を湧き立たせるのだ。

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