戦略策定の際、あなたは現在の状況をどう捉えていますか?

私たちが考える戦略や行動は、「現状をどう見ているのか」に大きく影響されます。

自分たちが置かれている現状、状況を、「大きな変化をせずとも、これまでの状況と変わりなく、同じような活動を続けていれば、ある程度の成長と安定は得ることができる」と捉える場合。

それに対して、「自分たちの状況は明日にもどうなるか分からない、様々な業界からの進出や業界ルールの変革、ビジネスモデルの変革の中にあり、常に新たなことにチャレンジしていかなければ存続も危うい」と捉える場合を比べた場合、当然、採用する戦略や目標には大きな違いがあります。

状況は、なだらかな水面か激流か

比喩的ではありますが、次の2つの写真を見ると分かりやすいでしょう。

左側はなだらかな水面の上で、リーダーと言われるコックスが指揮を執り、その号令に合わせて、全員がそれに合わせて漕ぎ続けることによって結果を得ることができていました。

見通しも良く、進むべき方向も明確です。

一方、右側は激流です。一瞬たりとも気を抜くことができません。しかも全員がその瞬間に判断する必要があります。
あなたの業界では、現在、どちらの状況に近いでしょうか。

実際、「自社が置かれている環境は左側の写真に近い」と答える人は、ほとんどいないでしょう。
ほとんどの経営者やリーダーは、外部の状況変化のスピードは増すばかりであり、その環境変化に応じてタイミングを逃すことなく、戦略を策定し、対応していく必要があると考えているはずです。

中期経営計画を策定する

多くの企業が、「中期経営計画」というものを策定します。

かつては中期経営計画等も5年、それ以上のものが多かったですが、現在は最大でも3年。特定の業界によっては、もう1年以上先を描くのはナンセンスだと感じているところもあります。激流のような変化の度合いはますます激しくなっていることは、誰もが認めるところでしょう。

この左右の写真でひとつ興味深いのは、左側の漕ぎ手、つまり現場の方々はすべて進行方向性に背中向きであるということです。つまり、背中向きであったとしても、リーダーの言う通りにしさえすれば、それで結果を出し続けることができるということです。企業において言えば、現場のスタッフは、前(将来何が待ち受けているのか)を見ていなくとも、ボート(組織)は、まっすぐ進むことができます。

しかし、右側の写真は自ら状況を見て、それぞれの判断で対応し進めていかないと、進まないばかりか、意図しない方向に流されたり、場合によっては転覆してしまう可能性さえあります。

これは今の時代、一人一人のリーダーシップ力が必要であるということを象徴しているのではないでしょうか。かつては、やるべきことが10与えられて、それを全員がタイミングをぴったりと合わせながら、その通りに果たさなければならなかった。しかし、大きな方向性だけ与えられたら、残りは自分で考えなければならない状況と言えます。もっと極端な言い方をすると、かつては「言われた通りにやってもらわなければならなかった」時代であり、今は「言われたことだけやってもらったら困る」時代とも言えるのではないでしょうか。

パラダイムを共有する

問題は、こうした状況、すべての人たちがリーダーシップを発揮していく時代であることを全員が理解しているかどうかです。


この共通理解がなければ、どれだけ中期経営計画や策定した戦略が優れていても、経営者側からすれば「現場が臨機応変に対応してくれない」「状況の変化を分かっていない」となるでしょうし、現場からは「経営側は具体的な指示をくれない」「この状況で何をすればいいのか」となってしまうでしょう。

これでは、戦略が実行されていくとは思えません。

激流の時代の戦略思考に関して、このパラダイムの切り替え(パラダイム・シフト)なしに、手取り早い手法など、どこにも存在していないのではないでしょうか。あらゆるレベルのリーダーたちがあらゆる思考判断において、このパラダイム・レベルで捉えられるかどうかが、パフォーマンスに大きな影響を及ぼします。

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