導入事例・レポート
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前半:管理職向け研修 第8の習慣® リーダーシップ 講師インタビュー

2014.2.28

フランクリン・コヴィー・ジャパンの研修プログラム「第8の習慣®リーダーシップ」は、管理職が偉大なリーダーとなるよう、チームメンバーに内在する価値や可能性を引き出して、長期的かつ継続的な成果につなげるために、リーダーにとって不可欠なマインドとスキルを習得する研修プログラムです。今回は講師を務める末光氏に本プログラムについてインタビューを致しました。前半と後半に分けた2部構成でお伝えいたします。

―「コヴィー博士が言うところの「第8の習慣®」はどういったものだと思われますか?」

末光「単純に「7つの習慣®」の第7の習慣「刃を研ぐ」の次の習慣ということでないのは確かです(笑)。書籍のサブタイトルである「効果から偉大へ」という意味でいくと、「効果性」の次に「偉大さ」があるわけです。「7つの習慣®」そのものが個人の効果性を高めることなので、これを土台に、次に何をしていくのか、どのような習慣を今日の時代に身に付ける必要があるのか、という位置づけで「第8の習慣®」があるのだと思います。まずはインサイドアウトで個人の効果性を高め、それが人間関係や組織に影響を与えていく。それを土台に、今のような知識・情報化社会にリーダーのすべきことは何か、それが「第8の習慣®」ではないかと思います。」

―「リーダーというのは、どういった方々のことを意味していますか?」

末光「ここで言っているのは組織を束ねるリーダーですね。「自分のボイスを発見し、それぞれのボイスを発見するよう人を奮起させる」という習慣ですが、「それぞれのボイス」とは部下やメンバーのボイスだと思います。だからまずはメンバーがいる、そういう意味でのリーダーだと捉えています。」

―「ボイスとは具体的にどんなものなのでしょう?」

末光「自分の探し求めていた本当にやりたいこと、自分にできることの中で本当にやりたいものはこれだったんだ、そしてこれが私にしかできない独自の貢献に繋がっていくんだろう、そういったことと捉えていただければと思います。ここで言っているリーダーが自分のボイスを発見したときに、一緒の働くメンバーにも、あなたが本当にやりたいことは何だろうかということを発見させ、そこにアライメントを取ることができればチーム・組織として大きな成果が期待できる。自分たちそれぞれの本当の価値が見えてくる。そんなことをボイスと言っているような気がするんですよね。」

―「ちなみに「7つの習慣®」のミッション・ステートメントとはどんな違いがあるのですか?」

末光「ミッション・ステートメントというのは自分の人生の方向性を考えていく中の、ある意味土台となるものです。ただミッション・ステートメントというのはビジョンもあれば、ミッションもあれば、価値観も夢も入っている。そういうことをもっと突き詰めていくと、今日、本当に自分のやりたいことが見えてくる。ただやはりそれも土台だと思うんですよ。「第8の習慣®」で言うボイスは、「肉体」「知性」「精神」「社会・情緒」の人間が持つ4つのニーズを満たしているところに特徴があります。これらをバランスよく満たしてこそ、リーダー、もしくはメンバーは意義ある貢献ができると。リーダーは自分自身のボイスのみならず、メンバー一人ひとりの4つのニーズをちゃんと認めて、受け入れ、本当のやる気を起こさせるようにやっていかなければならない。その時に、ではどうすればいいのかという部分をコンテンツの中身で具体的にご案内していきます。」

―「このコンテンツが対象者の方々に対して一番伝えたいメッセージは何でしょう。」

末光「ちょっと誤解を与えるかもしれませんが、今の管理職や部下のいるリーダーは、今以上に本当の意味ですべきことがたくさんあるわけです。それをやらなければリーダーには存在する理由がない。自分は何のために雇われているかということを本気で考えなければいけない。「第8の習慣®」では、皆さんやるべきことに気付き、理解はするんだけれども、何から手を付けていいか分からない。そこに手を差し伸べて、ちょっとした考えるきっかけを与えてあげるものじゃないかと思うんです。コンテンツとしては相当多くのメッセージがあります。今やらなくてはいけないリーダーの必須条件(信頼を呼び起こす/意義を見出す/システムを創造する/力を解き放つ)だけでも4つもあるわけですよ。皆さんやらなければいけない立場なんですよね。チーム・組織として今よりも高い成果を出したいのであれば、今までのリーダーとしてのパラダイムから離れ、一つ一つ向き合って考えていきましょうと。」

―「今は知識労働者の時代と言われていますが、こういう時代だからこそ「第8の習慣®」のようなコンテンツが必要な背景や課題にはどういったものがあるでしょう?」

末光「コヴィー博士の言葉を借りれば、産業・工業時代は終わり、今や知識・情報化社会に変わっています。そういう中でも今のマネジメントスタイルは、かつての産業・工業時代のアメとムチのマネジメントになっていないだろうか。そういうスタイルに本当に今のリーダー達は気が付いているだろうか。そこに気付かないと、今の時代で求められている大きな成果を出すことは難しいんだよ、ということだと思うんです。時代は急激に変わってきている。時代の変遷にともなって、いろんな時代のいろんな時代の考え方があった。その変化は狩猟時代から農耕時代へ変わったこともそうだし、農耕時代から産業・工業時代に変わったこともみんな分かっている。だけど今の時代、そういった変化をしっかりと受け入れ、意識し、自分たちがリーダーとしてすべきことまで理解していますか? 時代は急速に変わりながらも、自分は従来と変わらないマネジメントをやっていませんか? そこが一番大きなポイント、メッセージだと思いますね。」

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